メディア人による、メディア人のためのグダグダ・ガチ・トーク番組「Media Evolution.」ポッドキャスト版の配信です。
第5回は「メディアとしての『教育』」というテーマでお送りしました。今回配信のvol.2では学習塾での教育問題について語り合いました。
編集でカットできる場所がほとんどないほど濃密な話が展開されています。必聴です。
総収録時間約3時間という長丁場だったため、このvol.2も40分近い長尺となってしまいました。
かなり重いとは思いますが、何卒ご容赦ください。
出演・スタッフ
出演:Kairi、小川晃(ゲスト)、冨永裕司、原田涼子
スタッフ:峰岸辰徳(ミキサー)、神佑太(AD)
番組内容
学校教育のフォロワーとしての塾?
- 初めは学校と同じく「詰め込み」型で、丸暗記させてた。
→ 応用が利かず、受験で点数につながらない。
→ 実体験を通じてロジックを吸収させる。(小川) - 俺、頭いいな。「覚える」じゃなくて「考える」ことこそが重要。(冨永)
- 教科書の問題は解けても、問題集の問題は解けない(生徒が多い)。(峰岸・小川)
- 定期テストに強い人間、実力テストに強い人間に別れる。(原田)
- 定期テストが強いタイプは、過去の内容が抜けている場合がある。(峰岸)
→ 「3歩歩いたら忘れる」(Kairi)
- 定期テストが強いタイプは、過去の内容が抜けている場合がある。(峰岸)
- 「ロジックを覚える」という発想がなかった。(原田)
- 集団授業を行なう塾だと、マスメディア型の授業になってしまう。授業という番組。(峰岸・小川)
→ それで(成績が)伸びる生徒は、もともと吸収力がある。(峰岸)
- 集団授業を行なう塾だと、マスメディア型の授業になってしまう。授業という番組。(峰岸・小川)
- (集団授業で“弾かれ”てしまった生徒を)中小の個別指導塾がフォローしなければいけない(ex. 学習習慣を付けさせる)。
→ しかし、講師のほとんどが学生やフリーターである中小の塾では難しい。
→ 「どうやって問題を起こさせないか」という方向に行かざるを得ない。(小川) - 塾は成績を上げないと意味がない。利益にならないと意味がない。(小川・峰岸)
- フォロー的な教育をしても講師は評価されない。(峰岸)
- 自分から発信しない生徒続出中! 教える側が歩み寄ると「しつこい」と言われる。(小川・峰岸)
- 個別指導型の教育だと、お互いの相性に拠って成績の変化が大きく違う。(小川)
教える側の問題? 教わる側の問題?
- マスメディア型の養成所では教わることに不満が残る。個別指導型の養成所は授業料が高い。(冨永)
- 学習塾の業界でも同じ傾向がある。(小川)
- 教わることを鵜呑みにするのではなく、みんなが「考える」人間であれば、マスメディア型の教育で十分だ。(冨永)
- 今は「考えない」生徒が多い。「オウム返し」される。(小川)
- 解き方をいくつか教えると「どれで解いたらいいんですか?」。(峰岸)
- 今の子どもは受信のポッドは大きい。しかしそれをふるいにかけて、発信する力が弱い。(小川)
→ 大学生になるべきじゃないねwww(冨永)- 理系は大学受験の時点で選択しなければならない。(冨永)
- 文系は「ツレション」受験。(原田・Kairi)
- 「将来何やりたいの?」 → 今の子ども「とりあえずなんでもいい」(小川)
- 選択できる人間は強い。本気出してくる。(峰岸・冨永)
- 第一志望の学校(のランク)を落とさなかった生徒は、将来進みたい方向やプランがハッキリしている。(小川)
- 「ゆとり教育」はそのための「考えさせる時間」を取ったつもり。(原田)
参照リンク
使用した楽曲
九拾六式「Style」
兵庫県姫路市を拠点とする2人組のサウンド・ユニット:九拾六式がウェブ公開している楽曲。実に10代っぽい歌詞が胸を熱くさせてくれる、そんな曲です。
なお、ブログやポッドキャスト向けのライセンスは今年7月までとなっていますが、Chaotic Creation.ではその後の使用許諾もいただいています。