[Idea on Twitter] 2010-02-03

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[Idea on Twitter] 2010-01-31

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[Idea on Twitter] 2010-01-27

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[Idea on Twitter] 2009-10-15

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これは、それを更に編集したものです。

注目トピックス

  • Twitter小説、新たな見方
  • 「教員養成課程6年制」? それよりもまず……

詳細は以下から。

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[TweetCast] 090827 – 映画「あんにょん由美香」レビュー

今やTwitterでPodcast──TweetCastができる時代です。
私も、番組にするほどでもない、日々のちょっとしたトークを Twitter / seamile にて配信中。中でも面白かったものを、当ブログでも扱っていきます。

2009年8月27日は、ポレポレ東中野で松江哲明監督の最新作「あんにょん由美香」を観てきました。


YouTube – 『あんにょん由美香』予告編

以前から気になっていた作品であり、なんだかんだで観に行けてなかったのですが、この日は松江監督も登壇するトークライブがあるとのことだったので、夜にヒョイヒョイっと出掛けてみました。

上映とトークライブが終わり、直後に録ったモノなので、話がまったくまとまっていませんが………まぁ、それはいつものことでしたね。
ですので、軽〜く訊いていただければ幸いです。

Audio MP3

さて、まずは訂正とお詫びが1つ。
収録中にトークライブのゲストを「小栗さん」などと言っておりますが、女優の小室友里さんでした。大変失礼いたしましたm(_ _)m

また、1つ言い忘れたので捕捉すると、この映画は1人の女性としての林由美香さん、女優としての林由美香を丁寧に描ききったと同時に、松江監督自身の映画(≒映像)と林由美香への愛をぶつけた作品でもあります。
まさしく、

「想い」は現実を創るのだ。

─── 松江 哲明(監督コメントより)

の言葉通り、彼の「想い」をカタチにした作品だったと思います。
やっぱり、オススメ映画です。

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[Idea on Twitter] 2009-08-12

Idea on Twitter」は日刊コンテンツ。その日、KairiがTwitterに書き込んだ内容が集計され、翌日0時に自動配信されます。
これは、それを更に編集したモノです。

この日の注目トピックス

この日は主に次のようなことを話題にしました。

詳細は以下から。

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サントリー 武蔵野ビール工場を見学してきた!

日曜、後輩の朝比奈による企画で、“みーくん”こと峰岸辰徳と3人で、サントリー㈱武蔵野ビール工場を見学してきました。

………この時点でお気づきの方も多いかと思いますが、まぁ、もちろん私の主たる目的はビールの試飲ですwww
2人は別のところも楽しんでいたようですが、私に関して言えば、見学が終わりに近づけば近づくほどテンションが上がっていくというw

要予約ですが、興味のある方も多いと思いますので、レビューエントリーを書きたいと思います。

分倍河原集合 → シャトルバス

集合はJR南武線/京王線の分倍河原駅でした。
実はそのバスターミナルから30分間隔でシャトルバスが運行されてまして、なんの苦労もなく工場まで行けるんですね。
改札出たすぐの柱に、時刻表とバス停の地図があるので、多分迷わないんじゃないかと思います。

……………まぁ、その地図の案内文はヒドかったですが。
バス停の位置に関して、「馬に乗った武将の銅像の、馬の頭の方向」とかなんとか書いてあるんですよ。見りゃわかるけど、そこまで行かねーとわかんねーよwww

さて、そのバスなんですが。
ゴールデンウィーク初日だからなんでしょうか、とにかく結構人数ギリギリで発車するので、行かれる方はなるべく早めに乗っちゃった方がいいかもです。

また、工場内部も含めて基本的に飲食禁止なので、食事を済まされてから向かわれるといいんじゃないかと。
ちなみに私たちは、バスターミナルからすぐ近くにある「MINANO」(地図)というショッピングモールで昼食を済ませました。モスバーガーとか31とか入ってますよ。

工場見学開始。

まずバスが工場に入った瞬間に理系2人が恐ろしく興奮しだすというwww
やれ「なにあのタンク、超カッコいいんだけど」だの、やれ「あの配管の密集具合がたまんないよね」だの、もう俺にはまったくもって理解できない美的センスを、これでもかと発揮しだす朝比奈とみーくんwwwww

そして予約した朝比奈が受付を済ませ、若干の待ち時間を置いた後、見学スタート。

エレベーターを上がって、まずは素材や製法、環境へのこだわりを紹介したビデオが上映されます。渡されたパンフレットの内容を交えながら、案内の方がざっと簡単に解説を入れてくれます。紹介されるのは、サントリーが誇るザ・プレミアム・モルツです。
その場にいたお子様にはちょっとつまんないかな、とは思いましたが、簡潔でわかりやすいです。

……………しかしまぁ、それはあくまで一般人向けの話で。やはり私たち(元も含めて)放送研究会員はクォリティーが違った。内容云々よりも「プロジェクター綺麗過ぎじゃねw」とか「いい画撮るなー」とか「エコ(笑)」とか………もう視点が穿ち過ぎというwwww

そこから(人数も多かったせいか)グループを2つに分け、製造工程を順番に案内されます。
一緒のグループだった、いかにもな理系オタク男子たちがうるさくてウザくてキモかった。

休日だったからですかね、せっかくガラス張りなどして見学経路を整備してあるにも関わらず、実際に製造している場面は近くでは見られませんでした。平日なら製造量も多いから近くでもやる、とかそういう感じなんでしょうか?

稼働していない煮沸槽。実に残念だ。
稼働していない煮沸槽。実に残念だ。

2年前に「より近くで見られるように」と改築されたそうなのですが、ハコが見れても、実際の様子が見られなければ楽しみも半減だと思うんですがね。

試飲!

見学経路を抜けると、既にビールが用意されている!
見学経路を抜けると、既にビールが用意されていた!

さてさて、ざーっと工場の設備を見て回った後は、待ちに待ったビール試飲のお時間ですw
もちろん未成年と車の運転をされる方は飲んではいけないことになっていますので、ソフトドリンクが用意されています。

実は私は以前のアルバイト先で、社員さんから「ビール工場の見学行くとタダでビール飲める上に、半端なくうまいぜ」と聞かされていたのですが………

まぁ、実際うまいよね!

ザ・プレミアム・モルツはお店では何度も飲んでますが、やはり工場直卸しというのは鮮度がよすぎます。「こんなにまろやかで、かつ、キリッとした喉ごしのビールだったのか!」と再認識させてもらいました。
屋内とはいえ、ガラス張りの試飲会場ということもあって、カラッと晴れたいい天気の下で飲むビールは、やはり最高でした!

一緒におつまみも提供されます。
一緒におつまみも提供されます。素晴らしい。

また、このとき「美味しいビールの注ぎ方」を解説付きで実演してくれますので、それも必見でしょう。
まぁ一応、私は曲がりなりにも飲食店でビールや他のドリンクを提供していた立場だったので、基本中の基本だけは押さえているんですが、細かく解説して頂けるとまた理解も広がりますね。参考になりました。

あと写真を撮り忘れたんですが、この試飲会場のテーブル、上に大きな照明の傘みたいのがついてます。これ、上の写真にもあった煮沸槽の、古くなったものを再利用したものなんだそうです。
めちゃめちゃ声が響くので若干困りものだったのですが、まぁ雰囲気は素晴らしいので、こういうのは大好きですw

ただ残念だったのは、あまりにも試飲の時間が短かったこと。多分20分ほどだったんじゃないかと思います。混んでいたとはいえ、もうちょっと時間があると嬉しかったです。
また、この際「お一人様3杯まで」という制限があります。あの時間内に3杯というと、十分に味わえないのでこの制限にあまり意味はないと思いますが………まぁなんか初めからそう言われてしまうと (´・ω・`) という感じですよね。

おみやげ

工場見学終了後、希望すれば350ml用のグラスをいただくことができます。
「美味しいビールの注ぎ方」講座でも同じグラスを使用しているので、家に帰って使ったときに参考になると思います。洗い方とかも教えてもらえますよ。

ただ、私は気分よく酔っぱらっていただけなので、タダでもらえるのかは知りませんw
朝比奈、お金払うものだったのなら、言わないとお兄さん払わないよ?www

いただいたグラス。ザ・プレミアム・モルツのロゴが入ってます。
いただいたグラス。ザ・プレミアム・モルツのロゴが入ってます。

また、受付のある1階にはおみやげコーナーもあります。
酒屋で見かけるような24缶入りの箱から、おつまみ類、ビールうどん(これには驚いた!)、グラス、サントリー関連商品、果ては北島三郎の「府中小唄」なるCDまで、取り扱っている商品は何気に数多かったですw

…と、私的連絡ですが、おみやげ請求のあった @chocochocochoco にはきちんとおみやげ買ってあげたので、いつどこで受け取りたいか連絡ちょうだいな。

最後に

ちょっとわかりにくかったんですが、工場見学についての公式ページがありましたので、ご紹介しておきます。

武蔵野 ビール工場見学のご案内|サントリー ビール工場見学

ここにも書いてありますが、ゴールデンウィーク中は混雑しているそうなので、行く前に必ず予約を入れておいた方がいいと思います。
電話番号は 042-360-9591 で、9:30〜17:30(臨時休業日をのぞく)に受付しているそうです。

言い忘れてましたが、実に楽しい時間でした。Thanx for サントリー.

[レビュー] Coldplay – VIVA LA VIDAツアー

さて、12日のことですが、Coldplayのワールドツアー「VIVA LA VIDA TOUR」に行ってきました。

VIVA LA VIDA

昨年6月にリリースされ、先日のグラミー賞受賞などでも話題になった「VIVA LA VIDA」ですが、実はKairi的には前作「X&Y」の方が好きだったもので、わざわざチケットをとってくれた @hati に開演直前まで懇々とその話をしていました。まったく失礼極まりないwww

その前作「X&Y」と比べるとストリングスの目立つ今作は、「正直ライブじゃ微妙かも」とさえ思っていたのですが………まぁ、スイマセン私が悪うございました、としか言い様がない素晴らしいライブでした。
その要因は間違いなくドラムとベースでしょう。やはりリズム隊がしっかりしているバンドはライブでの迫力が違う。ロックンロールを好きなヤツはアレを体感させられるとノっていかざるを得ない。
では、数日経ってかなり記憶も曖昧になって参りましたが、ざっと振り返ってみましょうかね。

17:30開場だったんですが、「小腹減ったし、どうせアリーナの後ろの方だから入るの後でもよくね?」ということで開演時間ちょうどくらいに入場。
まぁ入るとスゴい熱気なわけで。その日、外はクソ寒かったんですが、まぁ上着とかいらなくなりますよね。もはやメガネとか軽く曇るレベルで暑かったですw

オープニング・アクトはJon Hopkins featuring Davide Rossi。DJと電子バイオリンのテクノ×イメージビデオ的なアクトでした。
どちらかと言うと趣味ではないのですが、面白い試みではあったと思います。ただあのサイケなビデオは合ってなかったかな、と。もっといかにもデジタルちっくなビデオの方が合っていた気がしました。

さて、諸々準備ありまして開演からおよそ1時間後、「Life in Technicolor」の印象的な前奏が入り始めましたよ、と。
ステージはスモークと半透明の幕で隠れ、バックからのライトでメンバーの影が幕に映し出されるという、これまた印象的な演出がなされました。……これがすんげぇカッコいいんだわ! この時点で、なんと迂闊にもXactiを家に忘れたということを思い出し、後悔しまくりww
そして「Violet Hill」。まぁクリスがはしゃぎ過ぎ、と言うね(…ゃ、こっちもはしゃぎまくりなのですが)。クリス、さらに観客を煽るようにステージ脇の花道を駆ける駆ける。駆け過ぎて、続く「Clocks」では完全に息が切れているというねwwwww

ツアーの疲れなのか、この日のクリスの喉の調子はあまりよろしくなかったようで、持ち味のファルセットがイマイチな感もありましたが、とにかく全力!って感じでライブ観てる立場からは最高でしたw

個人的に思い出深い「In My Place」と少しのトークを挟んで、1stから唯一の選曲「Yellow」。
まぁここの演出が秀逸でして、ステージ脇から黄色のバルーンが次々とアリーナに飛ばされるわけですね。どういうことかって言うと、こういうこと↓

まぁバカか、と。アホか、と。跳ねるバルーン、爆ぜるバルーン、みたいなね。アリーナ大盛り上がりですよコンチクショー。
そして「Yellow」の最後はクリスがめちゃめちゃ頑張ってギターでバルーンを割ってました。1回失敗したのはご愛嬌w

Photo by @hati

このライブはかなり演出に凝っていて、前述の幕だったり、このバルーンだったり、ステージ横の画面の映像だったり。あと横の写真のようにアリーナ天井にくっついてる球状の画面とかも秀逸でした。
この写真じゃわかりにくいけれど、ここにステージの映像だったり、イメージ映像が映るわけです。下から見るとものスゴく幻想的な上に、多分スタンド席からだとステージ脇画面と同じように映像を楽しめたんじゃないかと思います。……うん、これはホントうまいし、カッコよかった。

さて、ステージの話に戻りますが、今回のライブで一番盛り上がったのは、やはり「Viva La Vida」。あのストリングスが入った瞬間の会場の爆発的な盛り上がりね。ヤバい。とにかくヤバい、の一言に尽きる。
個人的にはその前の「God Put a Smile upon Your Face」「Talk」のテクノリミックスでテンション爆上がりだったわけなんですが、この曲の盛り上がり方には敵わないですよね。
もちろん会場は大合唱で、最後の「オオオオーオオーーオオオ」っていう雄叫びあるじゃないですか。アレで間違いなく、言語の壁をブチ破って何かがあれで生まれてたよね。なんだあの連帯感は。気持ちよ過ぎる…!
わからない方はとりあえずPVを見といてください。叫ばずにはいられないと思う。

そして「Lost!」演奏後、なぜかステージ脇の花道を歩き出すメンバー。どんどん後ろの方にやってきますよ。
………えぇ、そうです。こっち来るんです。どれくらい近いかっていうとですね。

Photo by @hati
Photo by @hati

うはwwwwばっかwwwww近過ぎだコンチクショーwwwwwww
後ろの方なのに、何この人だかり! どう撮っても写真ブレるっつーに!
で、しかもやる曲は「Green Eyes」ですよ。感動のあまり泣くかとオモタわ。

その後、「Viva La Vida」のリミックスがあり、一旦ステージアウト。
観客が(なぜか)ケータイの照明を点け始め、会場全体が何かの礼拝所みたいな感じになり、それに答える形で1回目のアンコール。その1曲目が「Politics」なんてどんだけアンタらこっちのツボ押さえてんだというw
「Lovers in Japan」「Death And All His Friends」ではビデオと紙吹雪で、また日本人ウケしそうな演出がなされました。 @hati が「桜吹雪をイメージしてるのかな?」って言ってたけど、多分その通りなのだと思う。

2回目のアンコールでは「The Scientist」などが演奏され、エンドロール的に「The Escapist」が流されてライブ終了。
Coldplayがステージから去り、「The Escapist」が流れている中、帰ろうとしている人がいたけど、映画と同じできちんとエンドロールまでいないと気持ち悪いと思うのだが。……こう、気分的に。

全体通して、演奏・演出ともに非常にクォリティーの高いステージでした。
ワールドツアーのDVDが出たら、ぜひ買ってみるといいと思います。聴覚的にも、視覚的にも、満足できること受け合い。

セットリストはこんな感じでした。(thanks for 青い空はポケットの中に Coldplay VIVA LA VIDA TOUR@さいたまスーパーアリーナ

[Set List]
01. Life In Technicolor
02. Violet Hill
03. Clocks
04. In My Place
05. Speed Of Sound
06. Yellow
07. Chinese Sleep Chant
08. 42
09. Fix You
10. Strawberry Swing
11. God Put A Smile Upon Your Face (Techno Remix)
12. Talk (Techno Remix)
13. The Hardest Part (Chris Solo)
14. Postcards From Far Away (Chris Solo)
15. Viva La Vida
16. Lost!
17. Green Eyes
18. I’m A Believer
19. Viva La Vida (Remix Interlude)
—–1st Encore —–
20. Politik
21. Lovers In Japan
22. Death And All His Friends
—–2nd Encore—–
23. The Scientist
24. Life In Technicolor II
25. The Escapist (Outro)

………………さて、来月は遂に人生初の生Oasisですよ、と。失神して倒れないか、今から心配だわw

[レビュー] 「空の境界」第五章 矛盾螺旋

4日、「空の境界 〜第五章 矛盾螺旋〜」を見てきました。
どうやら第四章までで相当好評らしく、俺が第三章を見た時より公開劇場が増えてます。
今回は18時台の上映を行なっているテアトルタイムズスクエアを選びました。
(ちょっとスピーカーが残念な感じなので、今から見る方は避けた方がいいかも)

「空の境界」とは。

空の境界」はシナリオライター:奈須きのこ原作のライトノベル。
元々は彼のホームページ「竹箒」で連載されていて、
好評を博したことから同人誌として、さらに現在では講談社から文庫出版されています。
物語を俺的にまとめると、こんな感じ。

ヒロインの両儀式(りょうぎ しき)は、地元の名家である両儀家の長女。彼女は生まれた時から織(シキ)という男性の別人格を持っており、ずっと2人で育ってきた。
周囲と相容れない性格であった式だったが、高校に入った時に黒桐幹也(こくとう みきや/準主人公)というクラスメイトと出会い、やがて彼との距離を縮めていく。しかし、2人は街で起こる連続殺人事件に巻き込まれ、混乱の中、式は交通事故に遭い、意識不明の重体で病院に担ぎ込まれる。

2年後、昏睡状態のままだった式は目を覚ます。彼女はモノの“死”が視えてしまう「直死の魔眼」を手に入れたが、もう1つの人格である織の存在は感じられず、彼女自身も自分が両儀式だという実感がまるで持てなかった。
そのころ、幹也は大学を中退し、魔術師:蒼崎橙子(あおざき とうこ)のデザイン事務所「伽藍の洞」で働いていた。幹也の話から式に興味を持った橙子は、入院中の彼女に接触し、魔術師としての仕事を手伝わせるという条件で、彼女にその眼の使い方を教えることにする。

だが、両儀式に目を付けていたのは、蒼崎橙子だけではなかった。両儀式が目覚めてから、街ではいくつもの怪事件が起こり始める。
事件に関わることとなる式は、その犯人たちとの戦いを通して、生の実感を得ようとする。彼女が求めるそれは、“殺し合い”という非日常に身を置くことで、本当に得られるのか。そして、日常に生きる幹也は、そんな彼女を日常へ取り戻すことができるのか。

こう書くと、よくあるオタクチックなライトノベル臭がプンプンしますが、
実態は幹也主人公の典型的ボーイミーツガール小説です。
俺の中では、あのカッコいい戦闘でさえ演出の1つ程度にしか思えません。
……ぇ? なんでか?
ばかやろう、幹也が男としてカッコよすぎるんだよっ!!!!

映画「空の境界」。

以前のブログでも書きましたが、「第三章 痛覚残留」を見に行き
その画のキレイさと、予想を超える演出のカッコよさにビビりました。
この「痛覚残留」は、元より非常にエンターテイメント性が高く、
ストーリー、キャラクター、戦闘描写…どれをとってもハイレベルです。
それを活かしきる声優陣の演技力、BGM・SEのセンス、
そしてなにより画の描写力というか表現力がハンパなかった。

対して今回の「第五章 矛盾螺旋」は、正直、大衆向けではありません
このお話は、物語の中で数々の事件が起こる理由、
そしてその黒幕の正体と目的が暴かれる部分で、長く、暗く、難解で、グロいですwww
(てか正直、原作読まないと何が起こってるかわかんないと思う)
なので、実は楽しみ半分、どう描くのか不安半分だったりしました。

観客さえ巻き込む「矛盾螺旋」な演出。

で、まぁ、正直な感想から言いましょう。

ぇ、これなんてアートムービー?

───どうせ難解なのはわかりきってる。
───どうせグロいのはわかりきってる。
──────ならもう、そういう風に演出してしまえばいいじゃないか。

そんな心の声が聞こえてきそうな、実に開き直りやがった演出でしたwww
時系列はバラバラ。
心理・場面描写は難解。

生理的嫌悪を引き起こすようなデザイン。
そのどれを取っても、もうなんつーか「凄まじい」の一言でした。

特に時系列の組み替えは(いい/悪い、両方の意味で)明らかにやり過ぎで、
記憶のピースがストーリーの進行にあわせてハマっていくような仕組み。
とてもじゃないが、エンターテイメント作品でやっていい代物ではない。
いったい何人の観客が、この映画の流れと本質を理解できたであろう?
明確に流れを追っているところなんて、クライマックスだけじゃないか。
でも、クソカッコいいので、俺は大好きですwwwww

もし、観客にそんな矛盾したループ思考を持たせる、という意味合いも含め、
こんな演出にしたんだとすれば、これはとんでもない確信犯的アートムービーだ。

出過ぎてしまった「空の境界」らしさ。

ただ若干残念に感じたところも。
原作のイメージにより近づいたのですが、近づきすぎて悪い部分も出てしまいました。

俺が見たことのある第一章〜第三章は大衆向け作品を目指していたのか、
原作のエンターテイメント性を強調するモノでした。
「空の境界」の重要なファクターである“狂気”も、
うまく見せてはいましたが、大衆にわかりやすいように描かれていました。
ですが、おそらく原作読者が大半だというデータを活かしたんでしょうね。
「矛盾螺旋」では限りなく奈須ワールドを再現しようと試みていました。

が、そこが大きな落とし穴。
奈須きのこの作品といえば、面白いストーリーと魅力的なキャラクター、
そして大きな欠点である、あの冗長さ。まぁとにかく、くどい

特に今回ひどかったのはBGM。
シリーズ通してセンスのいいBGMを使っていますが、残念ながら使い方がくどすぎる。
ムリヤリこちらの感情を弄くるような真似は、絶対にしてはならない。

さらにいえばキャラクターの動きや、心理描写的なセリフもちょっとナンセンス。
読者に“リアル”を疑似体感させることが最大の強みである「空の境界」が、
原作に忠実にしようとするあまり、“リアル”を疎かにするのは間違っていると思う。

第六章「忘却録音」は作中で最も繊細なお話。
あの雰囲気を表現するのは非常に難しいとは思うけど、
それを安易な方法で解決して欲しくはないものだ。

「空の境界」という映画に対する持論

えー、リアル含め何度も言っていることですが。
「空の境界」の1ファンであるKairiとしては、この作品はぜひ実写でやって欲しかった

原作から容易にイメージできる色彩、暗さ、モヤモヤとした感じ。
そういうのってさ、日本のホラー映画の得意分野ですよね。
それを応用して実写で撮りたいわー。
てか原作読んでると「撮って」っていわれてるみたいで…www

以前、俺は第三章のレビューエントリーでこう書きましたが、
今でも原作のあの雰囲気を撮りたい、と思っています。
まぁ予算や配役の問題はありますが、どう考えたって実写向きの作品です。

日常と非日常の間で揺れ続ける両儀式。
日常を守ろうとして、結果的に非日常に遭遇してしまう黒桐幹也。
非日常側の人間として、日常を大切に生きたいと感じた蒼崎橙子。
幸せな日常を得るために、非日常の力を得ようとする黒桐鮮花。

彼らが抱える悩みは、程度や方向性の違いこそあれ、
現実に生きる私たちが必ず持ってしまうものだ。
つまり、それだけ“リアル”だ、ということ。
その感覚は、絶対に生身の人間でなければ再現できない。俺はそう思う。

………参考に。
以前、友人と飲みながら冗談半分で決めた実写版妄想キャストを貼付けますwww
酔っぱらいながら、この人ガチで合うだろ、的なこと話してたので、
かなり個人的な性癖が反映されておりますが、
まぁ冗談半分で楽しく見てやってくださいwww (敬称略)

両儀式:多部未華子
黒桐幹也:妻夫木聡

蒼崎橙子:(未決定)
荒耶宗蓮:中田譲治
アルバ:城田優
黒霧皐月:オダギリジョー

浅上藤乃:蒼井優
黒桐鮮花:宮崎あおい
巫上霧絵:仲間由紀恵

秋巳大輔:寺脇康文
臙条巴:柳楽優弥
黄路美沙夜:(未決定)

白澄里緒:窪塚洋介

………………ゃ、まぁアレだ。酒って恐ろしいな。
どんだけ豪華なキャストだとゆーwwwwwwww

でも、式:田部未華子と藤乃:蒼井優はガチだと思う(`・ω・´)